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スペイン語の魅力

 スペイン語の魅力について考えてみましょう。

 (1)使用人口の多さ

 まず、使用人口の多さがあげられます。母語話者としては中国、英語に続いて世界で3番目、公用語話者としては英語、中国語、ヒンディー語に続いて世界で4番目です。数を抑えているという点で国連公用語の1つに認定されているのも頷けるところでしょう。

 (2)使用される国の多さspanish

 次に、使用されている国の多さがあげられます。中国語は中国だけでしか話されませんが、スペイン語は世界20か国以上で話されています。しかも中国語は「普通語」以外に「広東語」があることから分かるように中国国内だけでも意思疎通ができない中国語系言語が存在していますが、スペイン語の場合、ボリビアの山奥で話されるスペイン語でもスペインのマドリードで話されるスペイン語でも意思の疎通ができないことはないといわれています。(ただし、スペインと中南米で使われるスペイン語は単語が少々異なります) 

(3)言文一致が行き届いている

 植民地をもっていたスペインにとって言語の統一は戦略として必要でした。地域によって伝達する内容の解釈が異なるようでは混乱が生じて困ってしまいます。そこで、できるだけ広い地域にスペイン語が広がるよう、綴り法も単純化が進められ、その結果、言文一致が行き届いたのです。平たく言えば、話し言葉と書き言葉に差がないということです。英語の場合、I will not を口語では I won’t と言いますが、こうした変化をさせなければならないという点で負担が大きくなります。一方、スペイン語にはこのような変化はないのでその分、負担が軽いのです。

(4)覚えなければ先に進まない難所が比較的少ない

 フランス語やイタリア語の場合、初歩の段階において覚えなければ先に進めないという難所が多いと言われています。その点、スペイン語の場合は比較的スイスイと進めていけます。その理由として、第一に、スペイン語は他のロマンス語と比較して不規則な過去分詞や不統一な用法が少なく、第二に、フランス語、イタリア語、ポルトガル語と比べれば、名詞の前につく冠詞との結びつきが煩雑ではないという点があげられます。ヨーロッパの言語を初めて学ぶという人にとっては、スペイン語は比較的学びやすい言語といえます。

 (5)母音が日本と同じ5つしかない

 スペイン語の母音は日本語と同じ5つの母音しかありません。つまり、スペイン語は日本人にとって非常に発音しやすい言語なのです。その点、ポルトガル語やフランス語には母音に加えて「鼻音付の母音」があり、これを母音に含めれば10以上の母音が存在し、日本人にとっては非常に発音するのが難しいといえます。

  日本の大学では第2外国語として英語以外の外国語を学ぶことが多いようですが、その中でもフランス語を履修する人は比較的多いものと思われます。フランス語とスペイン語は同じインド・ヨーロッパ語族の中のイタリック語派に属していますので非常に似通っています。したがって、ある程度フランス語を学習した人にとってはスペイン語は学習しやすい言語といえます。フランス語を学習した経験のある人なら、いっそのことスペイン語も学習されてみてはいかがでしょうか。