ソフィア・外国語研究協会

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外国語検定の検定料は安くはない。しかも級があがればあがるほど高くなる。これは当然といえば当然ともいえる。なぜなら、上の級になればなるほど問題作成により多くの時間と労力がかかるからであり、また上の級は二次面接があり、ネイティブスピーカーに支払う報酬がかかるからでもある。 

では、英検・独検・仏検・伊検・西検・中検の6つのそれぞれの級の受験料を比較し、ランキングしてみよう。(単位は円)

 

1 伊検1級 12,000
1 独検1級 12,000
1 仏検1級 12,000
4 西検1級 11,000
5 伊検2級 10,000
5 独検準1級 10,000
5 仏検準1級 10,000
8 中検1級 9,500
9 西検2級 9,000
10 中検準1級 8,500
11 英検1級 8,400
12 伊検準2級 8,000
12 独検2級 8,000
12 仏検2級 8,000
15 伊検3級 7,000
15 中検2級 7,000
15 西検3級 7,000
15 仏検準2級 7,000
19 英検準1級 6,900
20 独検3級 6,500
21 英検2級 5,800
22 仏検3級 5,500
23 英検準2級 5,200
24 伊検4級 5,000
24 中検3級 5,000
26 独検4級 4,500
26 仏検4級 4,500
28 伊検5級 4,000
28 中検4級 4,000
28 西検4級 4,000
28 西検5級 4,000
32 英検3級 3,800
33 独検5級 3,500
34 仏検5級 3,500
35 中検準4級 3,000
35 西検6級 3,000
37 英検4級 2,600
38 英検5級 2,500

 

(ちなみに仏検は日本国内の受験料。中検はインターネットで申込をした場合の受験料)

1位は伊検1級、独検1級、仏検1級の12000円である。英検と比べれば遥かに受験生が少ないし、英語以外のネイティブスピーカーを確保する労力も必要なためか、12000円という高めの設定となっている。受験生の立場からいえば、もう少し安ければありがたいが、ネイティブスピーカーを確保する苦労を考慮すれば、こればかりは致し方ないだろう。また、「12000円も払って受験する」という意識が持てれば、それだけ緊張感も生まれるというものだ。IELTSやTOEFL iBTなどと比べれば、12000円でもまだ安いという見方もできなくはない。 

4位につけているのが西検1級だ。西検の場合は、西日翻訳や日西翻訳があるので採点に手間がかかるはずだ。それを考慮すると、割安な感じもする。もっとも1次試験にリスニング試験がないので、1次試験の問題を作りやすいというのもあるかもしれない。 

中検1級は「1級」でも10000円を切っている。伊検、独検、仏検、西検と比べれば、良心的な価格設定に感じられる。 

英検はもっとも受験料の高い1級でさえも8400円である。莫大な受験者がいるので安く抑えられているのだろう。ちなみに英検は1級が8400円、準1級が6900円、2級が5800円、準2級が5200円、3級が3800円、4級が2600円と、1000円刻みの料金設定が多い他の検定試験と異なり、100円単位の細かな設定となっているところが面白い。 

どの検定も4級レベルでは履歴書に書いても「できる人」とは評価してもらえないだろうが、それでも4000円~5000円のものが多い。筆記試験だけなのだから、もう少し安く実施できないものかとも思ってしまう。 

さて、最下位は当然のごとく英検5級である。しかしそれでも2500円だ。 

次に各言語ごとの比較に入ろう。それぞれの言語の平均を出してランキングすると次のようになる。 

1 伊検平均 7,667
2 独検平均 7,417
3 仏検平均 7,214
4 西検平均 6,333
5 中検平均 6,167
6 英検平均 5,029

高い順に伊検、独検、仏検、西検、中検、英検となった。もっとも上位3つは僅差である。英検だけがひときわ安くなっているが、先にも述べたとおり、受験生が多いからであろう。

では、二次試験が科される級のみの平均を言語別で出してみよう。

 

1 伊2次有り平均 11,000
1 独2次有り平均 11,000
3 仏2次有り平均 9,250
4 西2次有り平均 9,000
4 中2次有り平均 9,000
6 英2次有り平均 6,020

 

面白いことに、2次試験がある級のみの平均を出したところ、順位としてはほぼ同じような結果が得られた。すなわち、伊=独、仏、西=中、英の順だった。 

今の時代、昔と違って、受験票もメール、成績表もメール、ということも可能だ。ペーパーレス化すれば、もう少し受験料を下げられるのではないか、という気がしないではないが、そんなことを私が一人で思っても、その思いは検定協会に届きはしないだろう。だまって受けるしかない(笑)。

(注:情報は2018年5月現在のものです。情報には注意を払っておりますが、その正しさを保証するものではありません)