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外国語学習における動機づけの分類

 Decu&Ryanは外国語学習における動機付けを研究し、自己決定意思論を提唱しました。 

 同理論によれば、動機付けを大別すると、動機の強い順に、内発的動機付け、外発的動機付け、非動機付けの3つに分類できます。また、外発的動機は下の表のとおり、さらに4つに分類できます。 (表は『第二言語習得―SLA研究と外国語教育 (英語教育学大系) 』を参照しています)。

 内発的動機付けを持つことが最も理想的と言えますが、覚えておきたい重要な点は、外発的動機付けを持つこと自体は悪いことではなく、また内発的動機付けと外発的動機付けは相反するものではないということです。つまり、同じひとりの人が内発的動機付けと外発的動機付けの両方を持つことが可能であるということです。 

 外国語学習に関して言えば、学習を開始した直後にその楽しさを味わうことは極めて難しく、むしろなかなか進歩できずに苦痛が伴う場合が多いでしょう。そんな中で、内発的動機を持てと言われても、現実的にはなかなか難しいところでしょう。 

 しかし、たとえば検定試験合格に向けて学習を続けているうちに、だんだんと外国語で書かれた物語を読む楽しみを味わえるようになるかもしれません。このように外発的動機付けと内発的動機付けを継続している線としてとらえ、うまく外発的動機付けから内発的動機付けに移行していくのが望ましいといえるでしょう。

自己決定意思論
内発的動機付け 真に英語が好きだから
外発的動機付け(統合的調整) 視野が広がるから、自分が向上できから(ただし、心から楽しいと感じているわけではない)
外発的動機付け(同一化的調整) 教師になりたいから、仕事で必要だから、など功利的な動機
外発的動機付け(取り入れ的調整) 先生や友人から良く見られたい、恥をかきたくない
外発的動機付け(外的調整) 単位を取るため、親に叱られないため、など外的圧力による動機
非動機付け 先生や試験などの強制にも反応せず、無気力な状態