ソフィア・外国語研究協会

ソフィア・外国語研究協会は、
ボキャブラリーに特化した
語学検定試験を提供しています。
トップページサイトマップ お問い合わせ

ヨーロッパ言語共通参照枠

 ヨーロッパ言語共通参照枠とは、ヨーロッパ全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドラインのことです。

 A1、A2、B1、B2、C1、C2の6つのレベルに分かれており、A1の初学者からC2まで徐々にレベルが高くなっています。詳しくは以下の一覧表をご覧ください(一覧表はwikipediaより転載)。

 日本の英検、独検、仏検、伊検、西検などは、それぞれ独自の団体が主催しているため、共通の物差しがあるわけではありません。この辺の事情を知らない人から見れば、仏検4級は、英検4級、伊検4級、西検4級に相当すると考えがちですが、実際は難易度に大きな違いがあります。

 その一方、ヨーロッパ言語には同参照枠がありますので、例えば、ある言語のA2レベルの難易度は別の言語のA2レベルの難易度と同じだということが分かります。 

レベル レベル名 説明
A1 学習を始めたばかりの者・初学者

・具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることもできる。

・自分や他人を紹介することができ、どこに住んでいるか、誰と知り合いか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりできる。

・もし相手がゆっくり、はっきりと話して、助け舟を出してくれるなら簡単なやり取りをすることができる。

A2 学習を継続中の者・初級者

・ごく基本的な個人的情報や家族情報、買い物、近所、仕事など、直接的関係がある領域に関する、よく使われる文や表現が理解できる。

・簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄についての情報交換に応ずることができる。

・自分の背景や身の回りの状況や、直接的な必要性のある領域の事柄を簡単な言葉で説明できる。

B1 習得しつつある者・中級者

・仕事、学校、娯楽で普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば主要点を理解できる。

・その言葉が話されている地域を旅行しているときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。

・身近で個人的にも関心のある話題について、単純な方法で結びつけられた、脈絡のある文を作ることができる。

・経験、出来事、夢、希望、野心を説明し、意見や計画の理由、説明を短く述べることができる。

B2 実務に対応できる者・準上級者

・自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的かつ具体的な話題の複雑な文の主要な内容を理解できる。

・お互いに緊張しないで母語話者とやり取りができるくらい流暢かつ自然である。

・かなり広汎な範囲の話題について、明確で詳細な文を作ることができ、さまざまな選択肢について長所や短所を示しながら自己の視点を説明できる。

C1

優れた言語運用能力を有する者・上級者

・いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文を理解することができ、含意を把握できる。

・言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。

・社会的、学問的、職業上の目的に応じた、柔軟な、しかも効果的な言葉遣いができる。

・複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の、詳細な文を作ることができる。

・その際、文を構成する字句や接続表現、結束表現の用法をマスターしていることがうかがえる。 

C2 母語話者と遜色のない熟練者

・聞いたり、読んだりしたほぼ全てのものを容易に理解することができる。

・いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構成できる。 

・自然に、流暢かつ正確に自己表現ができ、非常に複雑な状況でも細かい意味の違い、区別を表現できる。