ソフィア・外国語研究協会

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 実用イタリア語検定を受けてみよう

 せっかくイタリア語を学習するのであれば、実力を客観的に知ることができる試験を受けてみることは強いモチベーションになりますよね。

 日本で受けられるイタリア語の検定試験にイタリア語検定協会が実施している「実用イタリア語検定(通称、伊検)」があり、年に2回実施されています(詳しくはリンク先に飛んでいってみてください)。

 ここでは伊検がどのような試験か、そしてどのような学習をしておくべきかについて説明します。

 級はレベルの高いほうから1級、2級、準2級、3級、4級、5級の6等級があります。

5級合格をめざすには

 まずは5級から見ていきましょう。

  「5級」といえば、だれもが合格する非常に簡単な試験のように思えるかもしれませんが、こと伊検に関していえば、それほど簡単というわけではありません。

 合格率は実施回によって開きはありますが、約50%から約70%と、他の外国語検定の最も易しい級の合格率と比べると高くないことからもそれが伺えるでしょう。

 では、5級合格を目指すにはどのような学習が必要でしょうか。

 特に入門者にとって難しいと言われているのがリスニングです。全問で56問のうち20問がリスニングであり、しかも、リスニング、筆記、総合得点のそれぞれに足切りがありますから、リスニングを軽くみることはできません。5級だといって軽く見ないで、リスニング強化をはかりましょう。

 リスニングはとにかく聞いた時間に比例します。ですからたくさん聞くのが一番の対策といえます。伊検の問題集をやるのも一つの手ではありますが、それだけでは量としては少ないので、できればイタリアの出版社から出ているCD付きのイタリア語の本を入手して、イタリア語を大量に聞いておくといいでしょう(このサイトの「参考書等」の「伊読」というタブの中でも紹介しておりますが、ネットを通して購入も可能です)。

 筆記問題は36問あり、そのうち文法問題が29問、読解問題が7問です。文法問題は3択、読解問題は2択になっています。ただし、すべてマークシートで、作文や和文伊訳はありませんので、正確なイタリア語のスペルを再現する能力までは求められていません。したがって、イタリア語を見て、その日本語訳がわかるようになっていれば十分です。

 読解問題は7問すべて正誤問題であり、でたらめにやっても確率としては半分は正解になりますので、力を入れるとしたら文法問題でしょう。初心者用の学習参考書をひととおり最後までやるのが合格点を取る近道といえます(このサイトの「参考書等」の「伊」というタブの中でも紹介しておりますが、ネットを通して購入も可能です)。

 合格ラインは約7割です。試験の直前になったらイタリア語検定協会から出されている伊検の問題集をやって実力を試してみるといいでしょう。

4級合格をめざすには

 次に4級を見ていきましょう。

 5級もそうですが、4級も、英検4級や仏検4級などから類推すれば、簡単な試験のように思わるかもしれませんが、伊検4級は英検4級や仏検4級と比べれば、かなり難しいといえます。

 過去の合格率を見ても、約35%から約50%しかありません。

 では、4級合格を目指すにはどのような学習が必要でしょうか。

 まず、リスニングは相当鍛える必要があります。すべてで62問のうち、リスニングが26問もあるからです。ここまでリスニングの問題が多いと、TOEICのイタリア語版といっても過言ではないくらいです。まさにリスニングを甘く見ると、合格は覚束ないといってもいいでしょう。

 このサイトの「参考書等」の「伊読」というタブの中でも紹介しておりますが、イタリアの出版社から出ているレベル別のイタリア語のCD付の本を買ってリーディングと同時にリスニングを鍛えておくといいでしょう。4級突破には、A2レベルが読み・聞けるレベルになっておく必要があります。

 筆記試験は36問あり、そのうち文法問題が26問、読解問題が7問です。問題数は5級と同じですが、難易度は5級よりかなり難しくなっています。文法問題は4択、読解問題は2択になっています。

 5級と同じく、すべてマークシートで、作文や和文伊訳はありませんので、正確なイタリア語のスペルを再現する能力までは求められていません。したがって、イタリア語を見て、その日本語訳がわかるようになっていれば十分です。

 5級と同様、読解問題は7題しかなく、しかも2択問題ですから、力を入れるとしたら文法問題でしょう。

 合格ラインも5級と同様に約7割です。

3級合格を目指すには

  次に3級を見ていきましょう。

 3級からはイタリア語作文が出題になります。これが85点満点中20点の配点になりますので割けて通ることはできません。

 配点はリスニングが28点満点、筆記が37点満点、作文が20点満点の合計85点満点です。

 5級・4級もそうですが、3級もリスニングは重要です。難易度もかなり高いので受験の数か月前からイタリア語のシャワーを毎日のように浴びておいたほうがいいでしょう。

 筆記試験は文法問題が多く出題されることは5級・4級と同様です。3級になるとさらに難易度があがります。

 5級・4級の文法問題は初心者用のものでもなんとかなるかもしれませんが、3級ともなると詳しく勉強しておいたほうがいいです。例えば『もやもやを解消! イタリア語文法ドリル』は「2冊目に最適」と謳ってあるとおり、初心者用のものを仕上げた人が復習するうえで役立ちます。

 さて、作文に関してですが、それほど恐れることはありません。最近の出題傾向としては、1枚の絵を見て、その絵を80語から100語で描写するというものが多いようです。この形式の場合、現在形で簡単な文章を書き連ねておけば、少なくとも合格できるていどの点数は取れるでしょう。格調の高い文章を書く必要はありませんので、自分の文法レベル・単語レベルにあった文を正確に書く心構えでいるといいでしょう。

 ただし、絶対合格を勝ち取りたいという人は、逆に作文で点を稼ぐという手段もあります。作文で高得点を取るには作文の練習をするのが一番ですが、自分ひとりでは文法的な間違いに気づかないままになる恐れがありますので、ネイティブに見てもらえるのであればそれに超したことはありません。見てくれるネイティブが周りにいないという人であれば、日伊学院など伊検の作文問題対策の通信教育も検討してみるのもいいでしょう。

 合格ラインは約7割で、合格率は3割ていどですので、それなりに難関な試験と言えるでしょう。 

(準2級以上の級は今後加筆する予定です)。