ソフィア・外国語研究協会

ソフィア・外国語研究協会は、
ボキャブラリーに特化した
語学検定試験を提供しています。
トップページサイトマップ お問い合わせ

大学入試における英語の比重

 日本の大学入試の英語問題はアメリカ人でも解けないから悪問だといって非難する人もいますが、たとえ完全に理想的とまでは言えなくても、修学適性を計る上で効果的であるということは、ほとんどの大学の入試で必須となっている事実から明らかというべきでしょう。(なお、一部の大学では外国語の選択科目としてフランス語やドイツ語などで受けられますが、ネイティブが受けても解けないという点では英語と大差はないものと思われますので、ここでは英語と外国語を同義として考えることにします)

entranceexam では、実際、英語は入試でどれくらいの比重を占めるでしょうか。入試科目数は個々の大学で異なりますが、便宜上、私立大学と国公立大学とを分けて見てみることにしましょう。

 まず私立大学の場合です。多くの大学では3科目入試になっており、そのうち1科目が英語になっています。ただしその場合でも、3科目とも同じ配点ではなく、英語の配点が高めになっている場合が多いです。特に文系の学部にはそれがいえます。

 具体例をいくつか見てみましょう。

 早稲田大学の場合、英語の配点の割合は、法学部および商学部で40%、政治経済で39%、文化構想学部及び文学部で38%となっています。基幹理工学部や創造理工学部など理系の学部の多くは3科目の配点が同じ(33%)になっています。

 同じ総合大学でも青山学院大学の場合は、ミッションスクールということもあってか、英語の配点の比重は高めになっています。英文科個別B方式の100%は例外としても、フランス文学科および英文科個別A方式は50%、経済学部、法学部および国際政治経済学部43%、教育学科および心理学科40%となっています。

 関西外国語大学は1科目または2科目で受験できます。前期入試では外国語学部、英語国際学部、英語キャリア学部ともに67%ですが、後期入試では外国語学部、英語国際学部、英語キャリア学部とも100%です。まさに英語で勝負が決まる大学といっていいでしょう。

 このように多くの私立大学では英語の配点が高くなっていますが、変わり種として英語を避けることのできる大学があります。多摩大学です。同大学の経営情報学部では外国語は選択科目となっていますので、たとえば「国語と数学」とか「公民と数学」というように外国語なしでも受験できます。このように外国語を避けることのできる大学は例外中の例外といっていいでしょう。

 国公立大学の場合は5教科のセンター試験が課されますから、センター試験に関していえば英語の配点の比重が低くなりがちといえるでしょう。たとえば京都大学の場合、文学部や教育学部のセンター試験では英語の比重は20%です。ただし東京外国語大学の場合、同じセンター試験でも、言語文化学部および国際社会学部では44%、国際社会学部で40%と英語の比重を高くしている大学もあります。

 国公立大学の2次試験は千差万別で、東京外国語大学のように外国語の比重が75%というところもありますし、京都大学のように20%~30%ていどの比重しかないところもあります。

 いずれにせよ、ほとんどの大学では英語を必須としていますし、その比重も他の教科よりも高めになっている大学が多いようです。この傾向は、いかに入試英語の評判が悪かろうが、今後もずっと続くことでしょうし、それはそれで理にかなっていると思えます。 

(注、執筆時点で最新の入試情報を参考にしています。比重の%は小数点以下を四捨五入しています。情報には十分注意を払っていますが、その内容を保証するものではありませんので、実際に受験される場合はご自身でご確認ください)。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>